ルームサービスというものは、なかなか優雅な気分を味わえるものだ。
自分の部屋でくつろぎながら、上げ膳据え膳で全部やってもらえる。そして、テーブルセッティング等もレストランと同レベルにやってくれるので、高級感も味わえる。
ヨーロッパの国から来るVIPの料理を何度も任されているという著名な上柿元総料理長がプロデュ-スしているということで楽しみだ。
まず、前菜は、スモークサーモン、つぶ貝とホタテ、豚肉のテリーヌ等だ。どれも美味しい。実は私はこの前菜というのが結構好きだ。これからコースが始まるとワクワクするからだ。
ミネストローネをクリーム系にしたようなスープ。ちょうどイタリア料理とフランス料理を合体させたようなスープだ。
メインのステーキだ。フィレだ。トリュフのソースが半分かかっている。まずは、トリュフのソースが掛かっている方を切って食べた。とても上品で柔らかい肉だ。そこに濃厚なソースが掛かっており、なんとも高級感のある味だ。
私はポン酢につけたりあっさりしているもの好きなので、トリュフソースが掛かってない側にテーブルに置いてある塩と胡椒を掛けて食べた。んー塩と胡椒だけでもすごく美味しい。
イチローは、小さい頃、肉と言えば牛のフィレしか食べなかったらしい。それで素晴らしい肉体を作ったとのことだ。一つ間違うと、単なるわがままお坊っちゃんが出来上がるのに。よくいい方向に進んだものだ。
最後にデザートが来た。これも充実している。このころになるとワインで酔っているので、あまり明確に覚えていないが、上品な甘さでとても美味しかったことだけは覚えている。
ワインと言えば、フルボトルは飲みきれないのでハーフボトルを頼んだが、きちんとワインを冷やす容器に氷水をタップリ入れてきてくれて、しっかり冷やしてくれていたし、ワインのボトルの結露水がたれないようにナプキンも置いていってくれていたので、それが嬉しかった。
ルームサービスは、食べ終わると、電話1本できれいに片づけてくれるので本当に楽だ。そのままゴロンと寝ることもできる。子供が騒いでも気にしなくてすむし、やはり小さい子連れ家族にとっては理想的なシステムだ。
<追記・2009年8月>
今日 テレビでハウステンボスが出ていて喜んだのですが、総料理長が外国の方だったのでアレッ?と思い検索してみたら、ローラン ジャンマリーさんに代わられたそうです。上柿元勝シェフがいなくなられたのはとても残念ですが、ローラン総料理長の料理も楽しみですね。